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犬の無駄吠えを原因別にしつける | 吠える「理由」がわかれば、対処法が見えてきます

犬の無駄吠えを原因別にしつける |  吠える「理由」がわかれば、対処法が見えてきます

「インターホンが鳴るたびに吠える」

「ごはんの前に吠えてうるさい」

「留守中に吠えているらしい」

犬の無駄吠えは、飼い主さんのしつけの悩みの中でも特に多いテーマです。

でも実は、犬にとって“無駄な吠え”はありません。

吠えるのには必ず理由があります。

大切なのは、吠えを力ずくでやめさせることではなく、「なぜ吠えているのか」を見極めて、原因に合った対処をすることです。

この記事では、無駄吠えの原因を4つのタイプに分けて、それぞれのしつけ方を解説します。

無駄吠え対策の大前提 まずここを押さえる

具体的な対処に入る前に、すべてのタイプに共通する基本を確認しておきましょう。

  • 吠えには必ず理由がある:要求・警戒・不安・退屈など、原因によって対処法が変わる

  • 吠えたときに叱らない:大声で叱ると「かまってもらえた」と誤解したり、不安を強めたりして逆効果

  • 静かにできた瞬間をほめる:吠えやんだ直後にほめる・ごほうびをあげる。「静かにする=いいことがある」と学習させる

  • 家族で対応を統一する:誰かが反応してしまうと学習がリセットされる

「吠えたら無視、静かになったらほめる」が基本形

多くの無駄吠え対策に共通する原則です。吠えている間は目を合わせず、声もかけず、淡々と。静かになったら数秒待って、落ち着いていることを確認してからほめましょう。吠えやんだ“直後”だと「吠える→やめる→ほめられる」のセットで覚えてしまうため、少し間を置くのがコツです。

原因タイプ別・無駄吠えのしつけ方 4つのタイプで見極める

愛犬の吠えが「いつ・どんな場面で」起きているかを観察すると、どのタイプかが見えてきます。複数のタイプが重なっていることもあります。

要求吠え 「ごはん!」「遊んで!」のおねだり

ごはんの前、散歩の前、飼い主がスマホを見ているとき……「○○して!」とアピールする吠えです。

過去に「吠えたら要求が通った」経験があると、どんどん強化されていきます。

  • 吠えている間は要求に応えない(ごはんを出さない・目を合わせない)

  • 静かになって落ち着いてから、要求に応える

  • 「おすわり」「まて」をはさんで、“静かに待つと良いことがある”形に置き換える

  • 吠える前のルーティンを崩す(ごはんの準備時間を毎日少し変えるなど)

最初のうちは、無視すると吠えが一時的に激しくなる「消去バースト」が起きがちです。ここで根負けして応じると“もっと強く吠えれば通じる”と学習してしまうので、家族全員で踏ん張りどころです。

警戒吠え インターホン・来客・外の物音に

「縄張りに何かが近づいた!」と知らせるための吠えで、番犬気質の表れでもあります。

チャイムの音や窓の外の人影など、引き金(トリガー)がはっきりしているのが特徴です。

  • 刺激そのものを減らす:窓の外が見える場所にベッドを置かない、カーテンや目隠しを活用する

  • 音に慣らす:インターホン音を小さな音量で流し、吠えなければほめる→徐々に音量を上げる

  • 「チャイム=いいこと」に書き換える:チャイムが鳴ったらおやつ、を繰り返して印象を変える

  • ハウスやマットなど“落ち着く場所”に誘導するトレーニングを併用する

不安・さみしさの吠え 留守番中・夜鳴きなど

飼い主と離れることへの不安から吠えるタイプです。

留守番中の吠えや、子犬の夜鳴きが代表例。出かける支度を始めるとそわそわする、帰宅時に過剰に興奮する、といったサインを伴うことが多いです。

  • 短時間の留守番から少しずつ慣らす(数分→数十分→数時間)

  • 出かける前・帰宅後は犬に構いすぎず、淡々と。“外出は特別なこと”にしない

  • 留守中は知育トイや安心できる寝床で「ひとり時間=退屈じゃない」環境をつくる

  • 症状が強い場合(破壊行動・粗相・自傷など)は分離不安の可能性も。早めに獣医師やドッグトレーナーに相談をして下さい。

▶ くわしくは 留守番への慣らし方は「犬の留守番トレーニング|慣らし方と注意点」でくわしく解説しています。

退屈・運動不足の吠えはエネルギーが余っているサイン

散歩や遊びが足りず、持て余したエネルギーが吠えとして出ているケースです。

「なんとなく吠えている」「吠えながら走り回る」ようなら、このタイプを疑ってみましょう。

  • 散歩の時間・回数を見直す(犬種・年齢に合った運動量を確保)

  • “匂い嗅ぎ”の時間をたっぷりとる。頭を使う散歩は満足度が高い

  • ノーズワークや知育トイなど、室内でも頭を使う遊びを取り入れる

  • 一人遊びできるおもちゃを用意して、退屈な時間を減らす

▶ くわしくは 退屈しているサインの見分け方は「犬の退屈サイン」もあわせてどうぞ。

やりがちなNG対応と望ましい対応 比較でチェック

良かれと思った対応が、実は吠えを強化していることも。代表的なパターンを比較表で確認しましょう。

× やりがちなNG対応

○ 望ましい対応

吠えたら大声で「ダメ!」と叱る(犬は“一緒に吠えてくれた”“かまってくれた”と誤解)

吠えている間は無視。静かになって落ち着いたらほめる

要求吠えに根負けして、ごはんやおやつをあげる

静かに待てたときだけ要求に応える。「おすわり・まて」をはさむ

吠えるたびに抱き上げてなだめる(不安タイプで吠えを強化しがち)

落ち着ける場所に誘導し、静かに過ごせたらほめる

体罰や天罰方式(大きな音で驚かせる等)に頼る

刺激を減らす環境づくり+「吠えなくても大丈夫」の経験を積ませる

吠える前のサインに気づく ボディランゲージを味方に

吠えは突然始まるわけではなく、その前に耳を立てる・体がこわばる・低くうなるなどの“予兆”があることがほとんどです。サインの段階で名前を呼んで注意をそらしたり、その場から離れたりできれば、吠えを未然に防げます。

▶ くわしくは サインの読み取り方は「犬のボディランゲージ」でくわしく解説しています。

わんメイドのアイテムも、無駄吠え対策の味方に

退屈や不安からくる吠えには、夢中になれるおもちゃや安心できる居場所づくりが効果的です。わんメイドには、作家さん手づくりの知育トイ・ノーズワークマット・ベッドなど、愛犬の“ひとり時間”を充実させるアイテムが揃っています。愛犬の性格に合った一点ものを、ぜひ探してみてください。

原因に合った対処を、根気よく続けよう

無駄吠え対策・成功のポイント

  • 吠えには必ず理由がある。まず「いつ・どんな場面で」吠えるかを観察する

  • 要求/警戒/不安/退屈の4タイプで見極め、原因に合った対処をする

  • 吠えたら反応しない、静かにできたらほめる。叱るのは逆効果

  • 家族で対応を統一し、短くこまめに続ける

  • 吠える前のサインに気づければ、未然に防げる

無駄吠えは、一朝一夕には直りません。

でも、原因を見極めて正しい対応を続ければ、犬は少しずつ「吠えなくても大丈夫」を学んでくれます。

しつけ全体の考え方は「犬のしつけ完全ガイド」も参考にしながら、愛犬とのコミュニケーションを深めていきましょう。

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