犬の食糞をやめさせる方法|原因とタイプ別の対処

「自分のうんちを食べてしまう」
食糞は、飼い主さんにとってショックで、やめさせたい悩みの代表格です。
でも、犬にとって食糞は決して珍しい行動ではなく、特に子犬期にはよく見られます。
しかし、やみくもに叱るのは、実は逆効果になりやすい対処です。
原因を見極めて、「食べる前に片付ける」「食べる意味をなくす」アプローチが基本です。
この記事では、食糞の原因をタイプ別に整理し、それぞれの対処法と、病気が隠れているサインまで解説します。
まず知っておきたいこと 叱らない・大騒ぎしない
子犬の食糞は珍しくない:成長とともに自然に減ることが多い
叱るのは逆効果:「うんち=かまってもらえる/隠すべきもの」と学習し、かえって悪化することも
基本は“食べさせない環境”:排泄したらすぐ片付け、食べる隙を作らない
「片付けよう」と大騒ぎすると、逆に強化されることも 排泄物を見つけて飼い主が慌てて駆け寄ると、犬は「これは注目される大事なもの」「取られる前に食べなきゃ」と学習してしまうことがあります。反応は最小限にしましょう。 いちばん確実なのは、排泄したら騒がず・速やかに片付けて、そもそも食べる機会をなくすことです。 |
原因タイプ別・食糞の理由と対処を4つのタイプで見極めよう
食糞の背景はさまざまで、複数が重なっていることもあります。
愛犬がどのタイプに近いか見てみましょう。
子犬の探索・好奇心は成長とともに減ることが多い
子犬は口でいろいろなものを確かめる時期。うんちもその対象になりがちです。
多くは一時的で、成長とともに自然となくなっていきます。
排泄したらすぐ片付け、食べる前に取り除く
叱らず、淡々と。注目というごほうびを与えない
トイレの成功をほめて、排泄後に飼い主へ意識が向くようにする
退屈・運動不足・ストレスなどひまつぶしや不安から食糞が出る
やることがなく退屈なとき、留守番が長くストレスを感じているときに、食糞が出ることがあります。
散歩や遊びを増やし、頭を使う遊び(知育トイ・においさがし)も取り入れる
留守番中の退屈を減らす工夫をする
生活リズムを整え、安心できる環境をつくる
▶ くわしくは 退屈の見分け方と解消は「犬の退屈サイン」、留守番は「犬の留守番トレーニング|慣らし方と注意点」もどうぞ。
食事・消化の問題、栄養の問題や消化不良のサインかも
空腹が強い、フードが体に合っておらず消化しきれていない、といった場合に食糞が見られることがあります。
うんちに未消化のものが目立つときは要チェックです。
食事の量・回数・内容が合っているか見直す
早食いや空腹時間が長すぎないかチェックする
フードの切り替えや量の調整は、獣医師に相談しながら行うと安心
習慣化・要求がクセになっているケース
もともとの理由がなくなっても、行動だけがクセとして残ることがあります。
また、食べると飼い主が反応する、という“注目”が報酬になっている場合も。
とにかく「食べる隙を作らない」を徹底し、成功(食べなかった)体験を積む
排泄後すぐ、おやつや遊びで飼い主のほうへ誘導し、うんちから意識をそらす
反応しない。騒がず淡々と片付ける
病気が隠れていることもあるので気になるときは動物病院へ
食糞の背景に、消化吸収の不調やホルモンの病気などが関わっていることもあります。
次のような様子があるときは、行動の問題と決めつけず、動物病院で相談しましょう。
食欲が異常に増えた・体重が減った
うんちに未消化のものが多い・下痢が続く
急に食糞が始まった・どんどんひどくなる
やりがちなNG対応と望ましい対応を比較表でチェックしよう
× やりがちなNG対応 | ○ 望ましい対応 |
食べているのを見つけて、大声で叱る | 騒がず、食べる前に片付ける。反応を最小限に |
慌てて駆け寄って取り上げる | 排泄後はおやつ・遊びで誘導し、静かに片付ける |
原因を考えず、しつけだけで直そうとする | 退屈・食事・体調など、背景の原因を見極める |
急な食糞や体調変化を様子見する | 病気が隠れていることも。気になれば動物病院へ |
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まとめ 叱らず、食べる隙をなくす
食糞対策・成功のポイント
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食糞は、飼い主さんにとってショックでも、多くは適切な対処で落ち着いていく行動です。叱るのではなく、「なぜ食べるのか」を見極めて、食べる隙をなくし、原因を満たしてあげることが大切です。
トイレまわり全体の悩みは「子犬のトイレトレーニング|失敗しない進め方」、しつけ全体の考え方は「犬のしつけ完全ガイド」もあわせてご覧ください。




