読みもの一覧に戻る
愛犬の誕生日にオンリーワンの贈り物を

犬の基本のしつけ|おすわり・まて・ふせ・おいでの教え方

犬の基本のしつけ|おすわり・まて・ふせ・おいでの教え方

4つの合図が、暮らしと安全の土台になる

「おすわり」「まて」「ふせ」「おいで」

この4つは、芸ではなく、犬との暮らしを安全で快適にするための“お約束”です。

  • 興奮したときに落ち着かせる

  • 飛び出しを防ぐ

  • 無駄吠えや甘噛みの対策に組み込む

あらゆるしつけの場面で、この基本の合図が土台になります。

この記事では、練習に共通するルールを押さえたうえで、4つの合図の教え方を順番に解説します。

どれも、おやつで誘導して、できた瞬間にほめる――それだけ。特別な道具も技術もいりません。

練習・共通のルール 始める前に押さえる

  • 言葉は短く、家族で統一する:「おすわり」と「すわって」が混ざると犬は迷ってしまう

  • 1回の練習は5分以内:集中力が切れる前に、成功で気持ちよく終わる

  • できた瞬間(1〜2秒以内)にほめておやつ:タイミングがすべて

  • 静かな部屋から始めて、できるようになったら場所や状況を変えて練習する

  • きないときは求めるレベルを下げる。叱る場面は一度もない

おやつは「誘導(ルアー)」として使う

基本の教え方は、おやつを持った手で犬の鼻先を誘導し、目的の姿勢に“自然となるように”導く方法です。力で押さえてポーズを取らせる必要はありません。姿勢ができた瞬間に合図の言葉を添えておやつ――この繰り返しで「言葉⇔動き⇔いいこと」が結びついていきます。慣れてきたら、おやつは徐々に減らして声や撫でるごほうびに移行しましょう。

4つの合図の教え方 この順番がおすすめ

難易度の低い順に「おすわり→ふせ→まて→おいで」と進めるのがスムーズです。おすわりができると、ふせ・まての練習が格段にやりやすくなります。

おすわりがすべての基本。最初の1週間でマスターしよう!

一番教えやすく、一番使う頻度が高い合図です。

興奮のクールダウン、ごはん前の落ち着き、無駄吠え・甘噛み対策への組み込みなど、用途は無限大です。

  1. おやつを持った手を、犬の鼻先からゆっくり頭の上へ動かす

  2. 鼻先が上を向くと、自然とおしりが床につく

  3. おしりが床についた瞬間に「おすわり」と言って、おやつとほめ言葉

  4. 繰り返すうちに、手の誘導なし・言葉だけでできるようになる

おしりを手で押して座らせるのはNG。嫌な感触が練習嫌いにつながります。あくまで“自分から座った”形をつくりましょう。

ふせ 長く落ち着いて待てる姿勢

ふせは、おすわりより安定して長く待てる姿勢です。

カフェや動物病院の待ち時間など、「その場で落ち着いていてほしい」場面で活躍します。

  1. おすわりの状態から、おやつを持った手を鼻先から床へまっすぐ下ろす

  2. 床に沿って手を少し手前(犬側)に引くと、肘をついて伏せる姿勢になる

  3. お腹が床についた瞬間に「ふせ」と言っておやつ

  4. なかなか伏せない子は、低いテーブルや自分の足の下をくぐらせる方法も有効

まて “動かない”を教える。安全の要

「まて」は、飛び出しや誤食を防ぐ命綱の合図です。

ポイントは、「待つ時間」と「飼い主との距離」を別々に、少しずつ伸ばすこと。

  1. おすわりさせ、手のひらを見せて「まて」。1〜2秒待てたら「よし」で解除しておやつ

  2. まずは時間だけを延ばす(2秒→5秒→10秒…)。飼い主は目の前から動かない

  3. 時間が安定したら、今度は距離。一歩下がって戻る→二歩→部屋の端、と段階的に

  4. 失敗したら一段階戻す。「解除の言葉(よし)まで動かない」を毎回徹底する

「まて」は必ず“解除の言葉”とセットで

「まて」と言ったまま、なんとなく終わる――これを繰り返すと、犬は「まて=そのうち動いていい」と覚えてしまいます。待たせたら、必ず「よし」「OK」など統一した解除の言葉で終わらせること。この区切りが、長い「まて」にも耐えられる自信を育てます。

おいで 命を守る、いちばん大切な合図

リードが外れた、ドアが開いていた。

そんな“もしも”のときに愛犬の命を守るのが「おいで(呼び戻し)」です。絶対のルールはひとつ。「おいで」で来たら、必ずいいことが起きるようにすること。

  1. 室内の近い距離から。名前+「おいで」で呼び、来たら盛大にほめて特別なおやつ

  2. 来てくれたら、首輪にそっと触れてからおやつ(捕まえられること自体に良い印象を)

  3. 距離を伸ばす・部屋を変える・家族と交互に呼ぶ、で難易度アップ

  4. 屋外ではロングリードをつけて練習。いきなりノーリードは絶対にしない

やってはいけないのは、「おいで」で呼んでから叱る・爪切りなど犬の嫌がることをすること。

一度でも「おいで=嫌なこと」になると、肝心なときに来なくなります。嫌なことの前は、呼ばずに迎えに行きましょう。

うまくいかないときのチェックポイント 原因はだいたいこの4つ

  • ごほうびの魅力不足:練習にはとっておきのおやつを。普段のフードでは動かない子も多い

  • 環境の刺激が強すぎる:まずは静かな室内で。散歩中など刺激の多い場所は最後の仕上げ

  • 求めるレベルの上げすぎ:時間と距離を一度に伸ばさない。失敗が続いたら一段階戻る

  • 言葉の言いすぎ:聞いていないのに連呼すると、言葉の価値が下がる。1回言って待つ

やりがちなNG対応と望ましい対応 比較でチェック

× やりがちなNG対応

○ 望ましい対応

おしりを押して座らせる・力で姿勢を取らせる

おやつの誘導で“自分からできた”形をつくる

「おすわり!おすわり!おすわり!」と連呼する

1回言って待つ。できなければ誘導からやり直す

「おいで」で呼んでから叱る・嫌なことをする

来たら必ずいいこと。嫌なことの前は呼ばずに迎えに行く

長時間ダラダラ練習して、失敗で終わる

1回5分以内。簡単な成功で気持ちよく締める

練習のおともに、わんメイドのアイテムを

練習をスムーズにするのは、サッと取り出せるおやつと、ごほうびに使えるお気に入りのおもちゃ。わんメイドには、作家さん手づくりのトリーツポーチやお散歩バッグ、ごほうび遊びにぴったりのおもちゃが揃っています。毎日の練習が楽しくなる相棒を、ぜひ見つけてください。

短く・楽しく・成功で終わることが大切です

基本のしつけ・成功のポイント

  • 「おすわり→ふせ→まて→おいで」の順に、おやつの誘導で教える

  • 言葉は短く家族で統一。1回の練習は5分以内、成功で終わる

  • できた瞬間1〜2秒以内にほめる。力で姿勢を取らせない・連呼しない

  • 「まて」は解除の言葉とセット。時間と距離は別々に伸ばす

  • 「おいで」は必ずいいことが起きる合図に。叱るために呼ばない

基本の合図は、覚えて終わりではなく、毎日の暮らしの中で使い続けることで磨かれていきます。

ごはんの前におすわり、ドアを開ける前にまて――小さな場面に組み込めば、練習時間を取らなくても自然と身についていきます。

無駄吠えや甘噛みなど個別の悩みへの応用は「犬の無駄吠え対策|原因別のしつけ方」「犬の甘噛み・噛みつき対策|やめさせる方法」を、しつけ全体の考え方は親記事「犬のしつけ完全ガイド」をあわせてご覧ください。

この記事をシェアする