犬の飛びつき癖をやめさせる方法|原因と直し方

「帰宅すると飛びついてくる」「お客さんや散歩中の人に飛びついて困る」
飛びつきは、愛犬がうれしさや興奮を表現しているかわいい行動でもありますが、放っておくと困った癖になります。
お年寄りや子どもを転ばせたり、相手の服を汚したり、ときにはトラブルやケガにつながることも。
飛びつきをやめさせる鍵は、叱ることではなく、「飛びついても相手にしてもらえない」「四つ足でいるとかまってもらえる」を一貫して教えることが必要だと思います。
この記事では、飛びつきの原因から、今日からできる直し方、来客時の対応まで解説します。
犬はなぜ飛びつくのか 多くは“うれしさ”の表現
うれしさ・興奮:大好きな人に近づきたい、顔の近くであいさつしたい
「飛びつくとかまってもらえる」学習:過去に飛びついて構われた経験が癖を強化
要求・かまってアピール:遊んでほしい、注目してほしい
興奮しやすい・エネルギーが余っている:運動不足だと出やすい
飛びついたら「無視」、四つ足なら「ごほうび」 飛びつきをやめさせる基本は、飛びついている間はいっさい相手にしないこと。目を合わせず、声もかけず、体を背けます。 そして、四つ足が床について落ち着いたらほめる・かまう。「飛びつく=つまらない」「落ち着く=いいことがある」のコントラストを、一貫して伝えるのがコツです。 |
飛びつきの直し方・4つのステップ 一貫した対応がカギ
飛びついたら反応せず背を向けて無視してみる
飛びついてきたら、その瞬間に体をくるりと背けて、目も合わせず、声もかけないようにしてみましょう。
「飛びついても、何も起きない・かまってもらえない」ということを犬に伝えます。
押し返す・「ダメ!」と言うのも“反応”。かまってもらえたと誤解することがある
膝で押す・足で蹴るなどは絶対にしない(ケガ・不信感のもと)
四つ足で落ち着いたらほめて“足が床”にある意識を強化する
飛びつきをやめて四つ足が床についたら、すかさず穏やかにほめて、かまってあげます。
「落ち着いていると、いいことがある」を教えます。
興奮させないよう、ほめ方も穏やかにしよう
また飛びついたら、すっと背を向ける。落ち着いたらまたほめる、を繰り返そう
飛びつきの代わりとして「おすわり」を教えよう
犬は、座りながら飛びつくことはできません。
あいさつや興奮の場面で「おすわり」ができると、飛びつきの代わりになります。
座れたらしっかりほめましょう。
帰宅時やあいさつの前に「おすわり」、できたらかまう・おやつ
座って待てたら、ゆっくり近づいてあいさつする
▶ くわしくは 「おすわり」の教え方は「犬の基本のしつけ|おすわり・まて・ふせ・おいでの教え方」をどうぞ。
興奮させない・発散させ興奮させない
帰宅時に大げさにかまうと、興奮を高めて飛びつきを誘発します。
出入りは淡々と行ないましょう。日々の運動不足も、飛びつきやすさにつながります。
帰宅直後は静かにして、落ち着いてからあいさつする
散歩や遊びでエネルギーを発散させておく
来客・散歩中の人への飛びつき対策 相手の協力もカギ
家族だけでなく、来客や散歩中に出会う人への飛びつきは、相手にケガをさせる恐れもあり、特に注意が必要です。
来客時はリードやハウスで管理し、落ち着くまで自由にさせない
来客には「飛びついても、かまわないで」と協力をお願いする(構うと強化される)
散歩中は、人とすれ違う前に「おすわり」や注目で落ち着かせる
「飛びついたら離れる、座ったらかまう」を、相手にも実践してもらえると効果的
やりがちなNG対応と望ましい対応を比較表でチェックしよう
× やりがちなNG対応 | ○ 望ましい対応 |
飛びついてきたとき「ダメ!」と声をかけ、押し返す | 反応せず背を向ける。四つ足で落ち着いたらほめる |
膝で押す・足で払うなどで止めさせる | 罰ではなく「飛びつくと相手にされない」で教える |
帰宅時に大げさにかわいがる(興奮を強化) | 出入りは淡々と。落ち着いてからあいさつ |
来客に普通にかまってもらう | 来客に協力をお願いし、落ち着くまで管理する |
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飛びつきは無視、落ち着きはごほうびを徹底する
飛びつき対策・成功のポイント
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飛びつきは、愛犬の「大好き!」という気持ちの裏返しでもあります。その気持ちは受け止めつつ、「落ち着いてあいさつするほうがいいことがある」を根気よく教えていきましょう。
家族全員で対応をそろえることが、いちばんの近道です。しつけ全体の考え方は「犬のしつけ完全ガイド」もあわせてご覧ください。




