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犬の爪切りのやり方|安全な切り方と慣らし方

犬の爪切りのやり方|安全な切り方と慣らし方

「爪を切ろうとすると暴れる」「どこまで切っていいかわからなくて怖い」「血が出そうで手が止まる」

爪切りは、お世話の中でも特に苦手意識を持つ飼い主さんが多い作業です。

でも、爪を伸ばしっぱなしにすると、歩きにくくなったり、巻き爪が肉球に刺さったりと、犬にとってよくありません。

コツは、「血管の手前で少しずつ切る」ことと、「嫌がらせないように慣らす」ことです。

この記事では、安全な切り方の手順と、爪切り嫌いにさせない慣らし方を解説します。

なぜ爪切りが必要なの? 伸びすぎは体の負担に

散歩で自然に削れる子もいますが、それだけでは足りないことがほとんどです。特に地面につきにくい「狼爪(ろうそう)」は削れず伸び続けます。

  • 伸びすぎた爪は歩き方に影響し、関節や姿勢に負担がかかる

  • 巻き爪が進むと、肉球に刺さって痛みや化膿の原因になる

  • フローリングで滑りやすくなり、転倒やケガにつながることも

「カチャカチャ」音は、伸びすぎのサイン

フローリングを歩くときに爪が当たって「カチャカチャ」と音がしたら、爪が伸びすぎているサインです。

理想は、立ったときに爪が床につかない長さ。頻度の目安は3〜4週間に1回ほどですが、削れ方には個体差があるので、音や見た目をこまめにチェックしましょう。

用意するもの 犬に合った道具を選ぶ

  • 犬用爪切り:ハサミ型(小型犬・子犬向き)とギロチン型(中〜大型犬向き)がある

  • 爪やすり:切ったあとの断面をなめらかに整える。やすりだけで少しずつ削る方法も

  • 止血剤:万一深爪して出血したときのために、用意しておくと安心

  • ごほうび用のおやつ:各ステップのあとにあげて、いい印象をつくる

切る前に知っておきたい「血管」のこと ここを切らないのが鉄則

犬の爪の中には、血管と神経が通っています。ここを切ってしまうと、出血して痛い思いをさせ、爪切り嫌いの原因にもなります。

  • 白い爪:中にうっすらピンク色の部分が透けて見える。それが血管。手前で止める

  • 黒い爪:血管が見えないので要注意。少しずつ切り、断面の中心が湿って見えてきたら血管が近い合図

  • 迷ったら「切りすぎない」。一度にたくさん切ろうとせず、先端を少しずつ

安全な切り方・ステップ 少しずつが基本

落ち着いた状態で足をやさしく持ち、爪を確認する

犬がリラックスしているときに、足をそっと持ちます。

肉球を軽く押すと爪が出てくるので、血管の位置を確認しましょう。嫌がるようなら無理せず、慣らしのステップ(後述)に戻ります。

先端を少しずつ切りながら血管の手前で止める

爪の先端から、少しずつ切っていきます。

一気に切らず、「もう少し切れるかな」というところで止めるのが安全です。

黒い爪は特に慎重に、薄く何回かに分けて切ります。

断面をなめらかにするためにやすりで整える

切った断面は角が残るので、爪やすりでなめらかに整えます。

やすりがけまでできると、引っかかりや割れを防げます。

1本できたらほめて、おやつをあげましょう。

もし深爪して出血したら

あわてず、止血剤を爪の断面に押し当てて数十秒押さえます。

止血剤がなければ、清潔なガーゼやティッシュで圧迫を。多くは少量の出血で自然に止まりますが、なかなか止まらない・痛がるようなら動物病院に相談しましょう。

一度怖い思いをすると爪切りを嫌がるようになるので、次回はより慎重に、少しずつ進めます。

爪切り嫌いにさせない慣らし方 | 苦手な子は“足タッチ”から

いきなり全部の爪を切ろうとせず、「足や爪を触られることに慣れる」ところから始めると、ぐっとスムーズになります。

歯みがきの慣らし方と同じ考え方です。

  • まずは足先や肉球をやさしく触り、嫌がらなければほめておやつ

  • 爪切りを見せる・においを嗅がせるだけでもおやつ。「道具=怖くない」に

  • 1日1本だけ切る、でもOK。全部で14本前後あるので、数日に分けても問題ない

  • 寝起きやごはん前など、落ち着いている・集中しやすいタイミングを選ぶ

▶ くわしくは お手入れに慣らす考え方は「犬の歯みがきの教え方|慣らし方とデンタルケア」も同じです。あわせてどうぞ。

やりがちなNG対応と望ましい対応 比較でチェック

× やりがちなNG対応

○ 望ましい対応

一度に全部の爪を切ろうとする

1本ずつ・数日に分けてもOK。嫌がる前にやめる

黒い爪を見えないまま深く切る

薄く少しずつ。断面が湿ってきたら血管が近い合図

暴れるのを押さえつけて無理に切る

足タッチから慣らす。落ち着いたタイミングで少しずつ

伸びて「カチャカチャ」鳴っても放置する

音や見た目をチェックし、3〜4週間に1回を目安にケア

どうしても難しいときは プロの手も選択肢

黒い爪で血管が見えない、暴れて危ない、自分で切るのが怖い。このような状態では無理は禁物です。

トリミングサロンや動物病院でも爪切りをしてもらえます。プロに任せながら、家では“足タッチの練習”を続けると、少しずつ家庭でのケアもしやすくなります。

お手入れタイムのごほうびは、わんメイドで

爪切りや歯みがきなど、ちょっと苦手なお手入れも、「終わったらお楽しみ」があれば前向きに。わんメイドには、作家さん手づくりの噛んで遊べるおもちゃや、ごほうびタイムにぴったりのアイテムが揃っています。がんばったあとのお楽しみに、うちの子のお気に入りを見つけてあげてください。

まとめ 少しずつ・深爪させない・ほめる

爪切り・成功のポイント

  • 伸びすぎは体の負担に。「カチャカチャ」音は切りどきのサイン

  • 血管の手前で、先端から少しずつ切る。黒い爪は特に慎重に

  • 1本ずつ・数日に分けてOK。嫌がる前にやめてほめる

  • 苦手な子は「足タッチ」から慣らす(歯みがきと同じ考え方)

  • 深爪の出血は止血剤で対応。難しければサロンや動物病院へ

爪切りは、慣れるまではお互いに緊張する作業ですが、「少しずつ・深爪させない・できたらほめる」を守れば、こわい作業ではありません。

足を触らせてくれるようになるだけでも大きな前進です。お世話やしつけ全体の進め方は親記事「犬のしつけ完全ガイド」も参考に、無理のないお手入れ習慣を育てていきましょう。

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