犬のマウンティングをやめさせる方法|原因と対処法を考えてみる

人の足やクッション、他の犬に “馬乗り” になる「マウンティング」は、来客の前でされると気まずいですし、相手の犬とのトラブルにつながることもあって、やめさせたいと感じる飼い主さんは多いものです。
マウンティングは「性的な行動」と思われがちですが、実は興奮や遊び、ストレスなど、さまざまな気持ちの表れであることがほとんどですので、原因を見極めて、興奮させない・別の行動に切り替えるのが対処の基本です。
この記事では、マウンティングの原因と、やめさせるための具体的な方法を解説します。
マウンティングの主な原因 性的な意味とは限らない
マウンティングは、オス・メス、去勢・避妊の有無にかかわらず見られます。
主な背景は次のとおりです。
興奮:遊びや来客などでテンションが上がり、高ぶりのはけ口として出る
遊び・コミュニケーション:犬同士の遊びの中で出ることがある
ストレス・不安:落ち着かない気持ちを紛らわせる行動として
要求・かまってアピール:すると飼い主が反応する、という学習
性的な行動:発情に関連して見られることもある
叱るより「興奮を鎮める・切り替える」 マウンティングの多くは興奮と結びついています。強く叱ると、犬が興奮したり不安になったりして逆効果になることも。基本は、始まったら静かにその場を離れて相手をやめる(人が対象の場合)、または落ち着く行動に切り替えること。「マウンティングしてもかまってもらえない」「落ち着くといいことがある」を伝えます。 |
マウンティングへの対処・4つの方法を紹介
人や物が対象なら、静かに離れたり、物を取り上げること
人の足やクッションにマウンティングを始めたら、騒がず、そっと立ち上がって離れる・対象を取り上げます。
「これをしても、かまってもらえない・楽しくない」と伝えます。
大声で叱ったり、笑ったり、押し返したりしない(どれも“反応”になる)
落ち着いたら、別の遊びやおもちゃに誘導してほめる
興奮する前にクールダウンして高ぶりを鎮める
マウンティングは興奮のピークで出やすいので、その手前で落ち着かせるのが有効です。
「おすわり」「ふせ」をはさんで、気持ちを切り替えます。
遊びがヒートアップしてきたら、一度休憩を入れる
「おすわり」などで落ち着けたら、しっかりほめる
▶ くわしくは 落ち着かせる合図は「犬の基本のしつけ|おすわり・まて・ふせ・おいでの教え方」をどうぞ。
トラブル防止のために犬同士の場合は様子を見て止めるようにしよう
犬同士の遊びの中で軽く出る程度なら、必ずしも止める必要はありません。
ただし、相手が嫌がっている・しつこい・ケンカに発展しそうなときは、声をかけて引き離します。
相手の犬の「やめて」のサイン(顔をそむける・固まる・うなる)に注意
エスカレートする前に、名前を呼んで引き離し、落ち着かせる
▶ くわしくは 相手の気持ちのサインは「犬のボディランゲージ入門」も参考になります。
根本の原因を減らすためにストレス・運動不足を解消すること
ストレスや退屈が背景にある場合は、それを満たすことが根本的な対処になります。
散歩や遊びでエネルギーを発散させる
頭を使う遊び(知育トイ・においさがし)で満足感を高める
生活環境の変化など、ストレス要因がないか見直す
▶ くわしくは 退屈のサインと解消は「犬の退屈サイン」もどうぞ。
頻繁・しつこいときは相談も視野に入れたり病気や去勢の検討をする
特定の部位を執拗になめながら・気にしながらマウンティング様の動きをする場合は、皮膚や泌尿器の不快感が背景にあることもあります。
また、あまりに頻繁で生活に支障が出る場合や、発情に関連した行動が強い場合は、去勢・避妊の影響も含めて獣医師に相談すると、対処の選択肢が広がります。
やりがちなNG対応と望ましい対応 比較でチェック
× やりがちなNG対応 | ○ 望ましい対応 |
始まったとき大声で叱る・笑う・押し返す | 騒がず静かに離れる・対象を外す。反応しない |
興奮の頂点まで遊ばせ続ける | ヒートアップ前に休憩・「おすわり」で切り替える |
犬同士のマウンティングをすべて力ずくで止める | 相手が嫌がる・しつこいときだけ、声をかけて引き離す |
頻繁でも原因を考えず放置する | ストレス・運動不足を見直し、頻繁なら獣医師に相談 |
発散グッズは、わんメイドで 興奮やストレスからくるマウンティングには、エネルギーを発散できる遊びや、夢中になれる知育トイが助けになります。わんメイドには、作家さん手づくりの知育トイやノーズワークマットなど、愛犬の気持ちを満たすアイテムが揃っています。うちの子に合った一点ものを、ぜひ探してみてください。 |
叱らず、興奮を鎮めて切り替える
マウンティング対策・成功のポイント
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マウンティングは、恥ずかしい・困った行動に見えても、多くは興奮や気持ちの高ぶりのサインです。
叱って抑え込むより、興奮を鎮めて別の行動に切り替え、原因となるストレスや運動不足を満たしてあげることが近道です。
しつけ全体の考え方は「犬のしつけ完全ガイド」もあわせてご覧ください。




